うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

Livre:川上未映子『きみは赤ちゃん』(2014年、文藝春秋)

川上未映子『きみは赤ちゃん』(文藝春秋、2014年)を読み終わる。 その予定はないけれど、「妊娠出産ってどんなものなんだろう?」と思って手にとった一冊。芥川賞作家の川上未映子さんが、夫である同じく作家の阿部和重さんとの間に授かったお子さんが1歳を…

Cinema:ミルピエ〜パリ・オペラ座に挑んだ男〜

「ミルピエ〜パリ・オペラ座に挑んだ男〜」を鑑賞。20年近く芸術監督を務めたブリジット・ルフェーヴルの後任として、史上最年少でパリ・オペラ座の芸術監督に就任した振付家のバンジャマン・ミルピエ。芸術監督として初めて手がけた新作「クリア、ラウド、…

2016年のクリスマスケーキ

毎年「どこのにしようかなぁ」と、選ぶのも楽しみなクリスマスケーキ。2016年は等々力にあるPâtisserie Asako Iwayanagiで、気になるケーキをカットで3個買う。 まず一つ目。今年のスペシャリテ"vertnoël"は、ピスタチオを生地にもクリームにもたっぷりとつ…

歌舞伎座 十二月大歌舞伎 第一部「あらしのよるに」

今年の芝居おさめは歌舞伎座で。十二月大歌舞伎 第一部「あらしのよるに」を通しで幕見。きむらゆういち・作、あべ弘士・絵の同名の絵本を歌舞伎化したもので、昨年、京都・南座で上演されて大好評だった作品の再演。 「ともだちなのにおいしそう」嵐の夜に…

結婚とか出産とか子育てとか

火曜日。 週末に会った友達から激烈に勧められて、ダイジェストをみて、最終回のみリアルタイムで鑑賞したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。 星野源演じる元プロの独身・平匡さんの、お互いにフェアな関係を築こうと、とことん話し合い、努力する姿勢にう…

旧白洲邸武相荘

冬らしくからっと晴れて、雲ひとつない青空の休日。友人と鶴川にある旧白洲邸武相荘へ。 江戸時代に建てられたという、茅葺き屋根に「田」の字型の養蚕農家だったお宅は、白洲次郎・正子夫妻の長い年月をかけた手入れによって、趣味よく居心地のよい住まいに…

「藤田嗣治展ー東と西を結ぶ絵画」at 府中市美術館

東京美学校時代にはじまり、日本国籍を放棄、フランス国籍を取得して宗教画や教会建設に打ち込んだ晩年まで、藤田の画業を年代順に振り返る回顧展。 「乳白色の下地」と表現される美しい白い面に、面相筆で引かれた細くて美しい黒い線。藤田を一躍パリの寵児…

「仮名手本忠臣蔵」に見立てた幕の内弁当

国立劇場の「仮名手本忠臣蔵」【第三部】。 芝居の幕間、劇場の食堂で予約しておいたお弁当をいただく。 芝居の演目「仮名手本忠臣蔵」八段目から十一段目までに見立てた料理が詰まった忠臣蔵弁当。献立に書かれた「お料理に使用しておりますのは、"赤穂の塩…

通し狂言 仮名手本忠臣蔵【第三部】 at 国立劇場

国立劇場開場50周年記念。 三ヶ月にわたる「仮名手本忠臣蔵」の完全通し上演。12月の第三部は、八段目「道行旅路の嫁入」から十一段目「花水橋引揚げの場」まで。 塩谷判官が高師直に斬りかかったとき、それを止めた加古川本蔵。その一件がもとで本蔵に振り…

クリスマスのアフタヌーンティー

毎年楽しみにしている、紅茶専門店ジークレフ(TEA MARKET Gclef)のクリスマスプレート。 今年は創業20周年を記念してアフタヌーンティーセットにグレードアップ。 今週、誕生日を迎えたこともあって、バースデーケーキ代わりにこちらを楽しみに。 ※写真はTEA…

Cinema:ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

月に一度の映画の日。12月は「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(2016年、アメリカ)を鑑賞。 ハリー・ポッターの新シリーズ × エディ・レッドメイン演じる主人公の組み合わせ。これは楽しそうな予感、と思って。舞台は1920年代、熟れた果実のよ…