うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Musee:ボッティチェリ展 at 東京都美術館

イタリア・初期ルネサンスを代表する画家、サンドロ・ボッティチェリ(1444/45〜1510年)の、日本では初めての本格的回顧展。日伊国交樹立150周年を記念した展覧会だそうです。ボッティチェリといえば、なんといっても「春(プリマヴェーラ)」と「ヴィーナスの…

皇居乾通りの一般公開〜2016年春

3/25(金)から3/31(木)まで一週間限定で公開されている、皇居乾通りの通り抜けに行ってきました。乾通りには桜と紅葉、そして松が植えられていて、春と秋は美しい眺めが楽しめそうな通りです。天皇陛下の傘寿を記念して2014年初めて一般公開されたとのこと。…

春分の日〜西洋占星術的元日

今日は春分の日。天文学的にいうと、昼と夜の長さが同じ日。ここから段々と昼の時間が長くなっていく境目の日にあたります。日本では春の彼岸にあたり、自分のところまで命を繋いで渡してくれたご先祖様に感謝し、供養する日ですね。お花を飾って、買ってき…

笑う和菓子 at とらや東京ミッドタウン店ギャラリー

とらや東京ミッドタウン店で定期的に開催されている企画展。その35回目の展覧会です。今回は「笑う」がテーマ。噺のなかに和菓子が登場する落語7席と、全国各地から集めた、思わずにんまりしてしまう25種のお菓子を紹介するという内容でした。スペースをぐる…

Musee:没後100年 宮川香山 at サントリー美術館

超絶技巧を駆使した陶芸で知られる宮川香山の没後100年を記念した展覧会。 展示品のほぼ全てが、田邊哲人さんという、香山の研究家のコレクション。 香山が生み出した、陶器の表面をリアルな浮彫や造形物で飾る「高浮彫(たかうきぼり)」他、超絶技巧を駆使し…

Cinema:牡蠣工場

想田和弘監督の観察映画 第6弾「牡蠣工場(かきこうば)」を見てきました。「日本のエーゲ海」といわれる和歌山の牛窓。牡蠣を養殖し剝き身にして出荷する、牡蠣工場で働く人の日々に密着したドキュメンタリーです。ナレーションなし、テロップなし、音楽なし…

文楽の人形遣い、吉田文雀さん引退

先週、3月10日(木)に、独立行政法人 日本文化振興会からひっそりとお知らせが出ていました。吉田文雀さん、引退発表。これまで、体調不良による休演が続いていましたが、やはりそういう決断をされたのですね…。引退公演は行わないそうです。昨年2015年の二月…

Musee:アニー・リーボヴィッツ写真展「WOMAN:New Portraits」

ジョン・レノンとオノ・ヨーコ、エリザベス女王など、肖像写真で知られる女性写真家アニー・リーボヴィッツ。彼女が15年前から取り組んでいる「WOMAN」プロジェクトは、今、UBSの後援を得て新しい作品を拡充中。その成果とこれまでの歩みを振り返る、世界巡…

満開の桜とかっこいい武人の舞〜能「田村」を鑑賞

友人と、能楽を鑑賞してきました。国立能楽堂の三月 普及公演で、演目は狂言 空腕(大蔵流)と能 田村(喜多流)。能は一回、自分でチケットをとって観に行ったとき、最初から最後まで大変心地よい睡眠タイムになったため、苦手意識があって興味はありつつ避けて…

革装豆本作り

昨年同じ頃、和綴じの豆本作りのワークショップに参加したヨンネさん主催。革装豆本作りのワークショップに参加してきました。会場も前回と同じ西荻窪の焼き菓子屋さん、モイスェンさんです。古いロシア語?の本のページを利用して、中身の折丁づくりからス…

Cinema:キャロル

大好きな女優、ケイト・ブランシェットの主演作「キャロル」を観ました。とても儚く、美しい映画でした。映像、音楽、ファッション…。どれをとっても美しく、これはぜひ映画館でどっぷりと物語の世界に浸りながら見てほしい。この映画に関しては詳細は書かな…

初めての味噌作り

先月2月のある週末、味噌作りを初体験してきました。場所は昨年2015年の秋に、枝豆の収穫と芋掘りをさせていただいた相模湖の農家さん。ここは無肥料・無農薬で野菜を育てていらっしゃり、今回の味噌作りに使う大豆もこちらで育てたもの。津久井の固有種の大…

理想と現実の間で揺れる女心〜籠釣瓶花街酔醒 at 歌舞伎座

2月の歌舞伎座。夜の部、二、「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」を幕見しました。よくできた台本なので何度観ても面白く、吉原の華やかな雰囲気も楽しめて大好きな演目。【配役】佐野次郎左衛門:中村吉右衛門兵庫屋八ツ橋:尾上菊之助下男治六:中…

Musee:祖父江慎+コズフィッシュ展 ブックデザイ

行ってきました。日比谷図書文化会館で開催中の祖父江慎+コズフィッシュ展「ブックデザイ」。吉田戦車や玖保キリコ、さくらももこなど。懐かしい本がたくさん。そして「あの本もこの本も、みんな祖父江さんが手がけたものだった!」という驚き。たんなるブ…