MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界
新宿髙島屋11階の特設会場にて開催中のこちらの展示会に行ってきました!
ミニチュア作家・田中達也さんによる身の回りの品とジオラマ用人形による見立て。
夢たっぷりユーモアたっぷりの、小さな小さな世界。
乱歩の『押絵と旅する男』のように、
「作品の中にぴゅっと入ってしまいたい…。」
そんな気持ちになる世界が広がっていました。
数作品を除き撮影OKでしたので、私の独断と偏見による数作品をご紹介します。
まずはほんわか可愛い世界。
「クモワッサン」
目の付け所がステキ。
「北海道の雄大なポテ地」
カッコイイ!!
「果汁が多いと荷重が心配」
ちょっとノスタルジックな世界。
「新パン線」
そして、ダントツに心をつかまれたのはこちら。
「帰り道」
部分のアップ。
この、ちょっともの悲しい雰囲気がたまりません。
目の付け所やアイディアのセンスはもちろん、ライティングやカメラの腕も確かなんだなぁということがよくわかりますね。
いろんな技術に支えられての小さな世界。
そして作者の田中達也さんは1981年生まれ。
私と同年代なので、おそらく感覚が似ているんだと思うのですよね。
紹介した作品のほかにもスポーツや宇宙、旅行、おとぎ話のようなメルヘンの世界など、さまざまなテーマを作品にされているのですが、どれもどこか懐かしさを感じます。
子どもの頃、どんなものが好きだったのかなど、アイディアの源になっているであろう世界をお聞きしてみたいと思いました。