鉱物Bar vol.9 Alchemy〜錬金術〜
鉱物Bar vol.9 Alchemy〜錬金術〜
結晶が化学反応をおこす夜
produced by 鉱物アソビ
西荻窪のギャラリーみずのそらで、毎年夏に開催される鉱物Bar。
鉱物アソビ・フジイキョウコさんによる、ひんやりと美しい鉱物の世界をひっそりと愛でるイベント。
最終日にすべりこみしてきました。
子どもの頃から、なぜだかこういう博物学的な雰囲気にたまらなく心惹かれます。
今年の鉱物Barは、予約制でトークショーがあり…
申し込んだときにはすでに席がいっぱいだったのですが、キャンセルされる方がいて、幸運にも参加することができました。
チェコのプラハと、ドイツのハイデルベルク。
貴重な旅の写真を見ながら聞く、フジイキョウコさんの錬金術にまつわるお話。
錬金術の大事なテクニック、酸化と蒸留。
そこから派生して生み出された酒と薬…。
ああ、なんてワクワクする世界!!
トークショーのあとは鉱石茶会。
鉱物と錬金術をテーマにしたお茶とお菓子を楽しみました。
彗星菓子手製所さんとなのさんのコラボレーションによる鉱物菓子プレート。
錬金術で重要視される色、黒・白・赤の3色からアプローチされたのだそう。
金をイメージした、レモンイエローのお茶を添えて。
彗星菓子手製所さん作
白色鉱石/白小豆練切、白小豆粒餡、錦玉
青柚子とオブラートの粉をぱらり
鉱石標本/琥珀糖
なのさん作
赤色鉱石/ハイビスカスと蜂蜜の吉野葛、黒餡
食べてしまうのがためらわれるほどの美しさ。
そこに射す、プールの水面からのキラキラの光…。
鉱石標本はこんなふうに箱に入っていて、ひとり2個ずつ好きな形を選ばせてくださいました。
そのあと、もう一品。
なのさん作
真っ黒なバルサミコ酢を添えて
バルサミコ酢を入れる前と後では、味ががらりと変わってまさに錬金術のようでした!
美しい鉱物とアンティークの品々。
そして鉱物を連想したお菓子たち。
一つひとつのものが囁きかけてくるひそかな話に耳をかたむけて、ものがたりの世界にどっぷりとつかるひととき。
とても素敵な時間でした。
トークショーでたくさん見せていただいたプラハの美しい街並みが懐かしすぎて、ここ数日、昔旅したときに撮った写真やガイドブックをひっぱり出してきて眺めています。
★Information
ギャラリーみずのそら
東京都杉並区西荻北5-25-2
鉱物Bar vol.9 Alchemy〜錬金術〜
結晶が化学反応をおこす夜
8/12(金)〜8/21(日)