うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

三月大歌舞伎 昼の部 「男女道成寺」 3/21

夜の部に続いて、昼の部「男女道成寺」を幕見してきました。

 

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四世雀右衛門さんの七回忌追善狂言
一時期、歌舞伎に猛烈にハマっていた母に、
お伴して時々連れて行ってもらっていた歌舞伎座
初めて胸を撃ち抜かれた役者さんが、先代の雀右衛門さんでした。
なかでも八重垣姫と並んで、道成寺が今でも思い出せるほど衝撃の舞台だったので、すごく感慨深いです…。

 

友右衛門さんの明石坊による口上があってからの、雀右衛門さんと松緑さんによる道成寺
松緑さんの桜子、可愛かった…。
踊りは軽やかにテンポよく。
一方の雀右衛門さんはしっとりと。
ぐぐっと増した華やかさで、恋する女の性根を大事に踊っていらして、気持ちが見えるような、役者らしい踊り。
いい意味で対照的ですが、お互いに相手を見ながら息を合わせて丁寧に踊っていて、場を大事に思っているのが伝わってきて素敵でした。

 

歌昇さん、壱太郎さんはじめ、若手で固めた所化たちも贅沢な配役で、追善にふさわしい華やかなひと幕。

 

★Information
三月大歌舞伎
歌舞伎座
3/3(土)〜3/27(火)

 

昼の部
四世中村雀右衛門七回忌追善狂言
二、男女道成寺

 

白拍子花子:雀右衛門
白拍子桜子 実は狂言師左近:松緑
所化:歌昇、壱太郎、竹松、廣太郎、米吉、橋之助、男寅、福之助
明石坊:友右衛門

三月大歌舞伎 夜の部「於染久松色読販」「神田祭」3/18

三月大歌舞伎、夜の部の「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」「神田祭」を幕見してきました。

 

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二月に続いて、仁左玉コンビ♡

「於染久松色読販」は鶴屋南北の作品。
通称「お染の七役」と言い、お染をはじめ、女形が早替りで7役を演じ分けるのが目玉の芝居ですが、今回はそのうちの小梅莨屋の場と瓦町油屋の場の二場のみの上演です。
ドスの効いた低音で「おい、かかぁ」と呼ぶ仁左さんの喜兵衛に、「あいよ」とだるそうに応える玉三郎さんのお六。
無茶を承知の強請りの場面から、駕籠をかついではけるまで、二人の息ぴったりの悪党ぶりがたまりません。
剃刀を口にくわえてぎろりと睨む仁左さんの色悪も素敵ですが、玉三郎さんの愛嬌ある悪婆も魅力的。
最後の花道の七三での挨拶は、お二人ともに劇場内の四方八方を見渡して丁寧にされており、「仁左玉でがっつり組むのはこれで最後にするおつもりなのかな?」と思ってしまうほど。
担ぎ込まれた丁稚(吉太朗さん、名演!)を前にわちゃわちゃと、終わったばかりのオリンピックネタ「そだね〜」をねじ込んだりした、脇を固める油屋の人々の受ける芝居も最高で、あっという間の45分でした。

 

続く「神田祭」は清元の舞踊。
ひたすら美しいお二人のいちゃいちゃを、観てるだけで幸せ。

 

それぞれに美しくて、二人寄り添ったときにはさらに輝きが増す。
また芝居も舞踊も息ぴったり。
お互いにそんな相手役に恵まれて、老いてますます美しくなるお二人を目の当たりにできる喜びに、ひたすら浸った幸せな時間でした。

 

★Information
三月大歌舞伎
歌舞伎座
3/3(土)〜3/27(火)

 

夜の部

一、於染久松色読販
小梅莨屋の場
瓦町油屋の場

 

土手のお六:玉三郎
山家屋清兵衛:錦之助
髪結亀吉:坂東亀蔵
庵崎久作:橘三郎
油屋太郎七:彦三郎
鬼門の喜兵衛:仁左衛門

 

二、神田祭
鳶頭:仁左衛門
芸者:玉三郎

3月の喫茶カモシカ

岡山・蒜山と東京を行ったりきたりされながら活動している、料理とデザインのチーム・オカズデザイン。

不定期にオープンする下高井戸にある器と料理の店カモシカで、毎月開かれている喫茶。

ずーっと行きたいと思いながら、なかなかタイミングが合わず、今月はじめてお伺いすることができました。

 

今月のテーマは"柑橘"とのことで、メニューから選んだのは八朔と金柑のタルト&紅茶。

 

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がつんと酸味の効いたレモンクリーム
みずみずしい八朔
かやのみの香りを移したリキュールでマリネした金柑
さくさくのタルトボートにのったさわやかな柑橘たち


エルダーフラワーとネトルを合わせた
ほんのり甘いハーブブレンドティー"waltz"

 

暖かくなってきた今の季節にぴったりのさわやかさ。

口の中に春がやってきました。

伊豆・下田のお土産

2月半ばに出かけた下田で買い求めた品でおやつにしました。

 

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三島由紀夫が愛した、日新堂のマドレーヌ。
お月様みたいにほんわか黄色のまんまるで、ほろほろっと溶けていってしまうやさしく懐かしい味でした。

 

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マドレーヌに添えられた「三島由紀夫氏とマドレーヌ」と題した短いエッセイもとっても素敵です。
日新堂さんと三島の、心かよわせるあたたかなやりとりが眼に浮かぶよう。

 

一緒に合わせたコーヒーは下田駅前にあるおしゃれなアンテナショップ、IZSORAのオリジナルコーヒー。
伊東にある焙煎屋さん、ITOKUCOFFEEが手がけているんだそう。
6種類あって、飲んだのは01 KAWAZUSAKURA。

 

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以下、パッケージからのメモ。
早咲きの桜として全国的にも有名な河津桜をイメージし、華やかな香りが特徴です。
苦味 ★★★☆☆
酸味 ★★★★☆
コク ★★☆☆☆

 

浅煎りでさっぱりしていて、今の時期にぴったり。
ほかの種類もあわせて、飲み比べしたくなる楽しいひと品。
パッケージもおしゃれなので、お土産にもよさそう。

 

昭和×平成のコラボレーションという感じですが、どちらも美味しかった!!
また下田に行く機会があったら、買いたいです。

表参道・新潟ネスパス館でランチ

ちょうどお昼時に表参道にいたので、前から気になっていた新潟のアンテナショップ、ネスパス館でランチを食べました。
地下1階にある食事処・新潟食楽園です。

 

定番のタレカツ丼ほか、新潟らしいメニューが並んでいましたが、季節のランチメニュー「あぶり寿司」を注文。

 

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サーモンをはじめ、軽く炙ったネタがのった寿司が6貫。
そのほか、煮物や小鉢(日替わりとのことで、今日は海鮮を使ったおから煮)、香の物、味噌汁がついてきます。

 

ネタはどれも美味しかったですが、カツオ?と思われる赤身の上に、酒粕をのせているものが珍しさもあって印象的でした。
お寿司なのですが、シャリは酢飯ではなく、普通のごはんを握っている模様。
ですが、さすが米どころ。
ゆるめに握ってあったのもあって、ごはんがふっくらで美味しかったです。

 

立地ゆえか、結構人気があるようで、私が入店してからものの30分ほどで店内がほぼ満席。
店員さん同士の連携がうまくとれていないようで、ところどころサービスが滞っている場面も見られましたが、注文してから料理の提供まではスピーディー。
カウンターなどもあって、ひとり客でも入りやすい雰囲気でした。

夜も営業していて、そこでは新潟ならではのメニューとともに日本酒が楽しめるんだとか。
夜来ても楽しそう〜。

いのかしら池底ツアーに参加してきました。

絶賛、進行中の「池の水をぜんぶ抜く!」at 井の頭恩賜公園井の頭池&弁天池。
かいぼり中の今だけしかできない、池底に降りられるイベントに参加してきました。

 

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待ち時間を利用して、かいぼりについて少し勉強。
特設テントが設置され、井の頭恩賜公園でのかいぼりの様子について、詳しく知ることができます。

 

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とってもよくできていて、わかりやすい!!
お子さんがいる方には、楽しみながら生態系のしくみなどを知ることができるので、課外授業にぴったりだと思います。

 

ささっと知識をいれたら、いざ池底へ!
井の頭かいぼり隊のボランティアの方の案内で、池底の様子を観察しながら歩きます。

 

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一面ずぶずぶの泥で、浅いかと思ったら突然深くなったり、なかなか手ごわい。
ゆっくりと一歩一歩確実に進んでいきます。
ですがこの泥、落ち葉などが腐ってできた自然のものということで、まったくイヤなにおいがなかったのが意外でした。

 

関東ローム層の下にある、多摩川砂礫層が露出しているところがあり、泥の中を歩いていても足の裏には常に砂利の感覚があります。

 

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教科書の知識が本当だったことを体感しました。

その砂利の間から水が出てくる湧水スポットがあちこちにあり、砂を巻き上げながら水が湧き出ている様子を間近で観察できます。

 

かいぼりの効果はとても大きく、水が透明になったことで、「イノカシラフラスコモ」はじめ水草が復活、3回目の実施となる今回で、外来種と在来種の比率が逆転し、在来種の方が多くなったそうです。

 

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水が戻ったら、美しく蘇った井の頭池を見に、また訪問してみたいと思っています。

 

最後にこんな冊子をおみやげにいただきました。

 

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わかりやすく"かいぼり"について、解説されているパンフレットです。

なにからなにまで、至れり尽くせり。

楽しみながらかいぼりについて知ってほしい、そして少しでも行動に移してほしい、というボランティアの方々の熱意を感じました。

ハンブルク・バレエ団2018年日本公演 「ガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉」 at 東京文化会館 2/7

2年前の来日公演では観られなくて残念だったガラ公演。
ギリギリまで悩みましたが、仕事の都合がつきそうだったので、急遽チケットを入手し、仕事は午後有休にして観てきました!

 

ジョン・ノイマイヤー自身による語りと、彼の役を踊るロイド・リギンズに導かれて進行していきます。

 

バーンスタインガーシュイン
そしてチャイコフスキー
冒頭からダンス愛溢れる構成にうるうる。
ダンス好きにはたまりません。
シルクハットをかぶって、タップダンスを踏むマネをするリギンズ。
ダンス好きあるある〜、で思わずにやっとしてしまいました。

 

ミュージカルにはじまり、クラシックバレエ、神話や聖書、文芸作品などの物語のバレエ化、純粋に音を表現するダンス…。
ノイマイヤーがダンスで表現するものの幅の広さ、世界観の大きさ、深さには驚かされます。
そして個性豊かなダンサーたちの素晴らしいパフォーマンス。

ノイマイヤーの創作世界をのぞくとともに、ダンスの歴史を辿り、その可能性や魅力をたっぷりと味わった3時間でした。

 

知的で穏やかなご本人の雰囲気や作品のイメージから、なんとなくヨーロッパの人っぽいと思っていましたが、バーンスタインガーシュイン、そしてサイモン&ガーファンクルを使っているあたり、古きよきアメリカのイメージたっぷりで、「ああ、この人、アメリカ人なんだなぁ」とはっとさせられました。

 

★Information
ハンブルク・バレエ団2018年来日公演
ガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉
東京文化会館
2/7(水) 19時開演

振付・演出・語り:ジョン・ノイマイヤー
出演:ハンブルク・バレエ団ダンサー&ゲスト・アーティスト

第1部
「キャンディード序曲」
「アイ・ガット・リズム」
くるみ割り人形
ヴェニスに死す」
「間奏曲」
ペール・ギュント
マタイ受難曲
「クリスマス・オラトリオ Ⅰ-Ⅵ」

第2部
ニジンスキー
ハムレット
「椿姫」
「作品100-モーリスのために」
マーラー交響曲第3番」