うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

フランスの旅、7日目②〜話題のサロン・ド・テでお茶を

午後3時過ぎ、ルーブル美術館をあとにして、美術館のすぐそばのサロン・ド・テへやってきました。

お昼を食べていないので、お腹がペコペコ。
ただ、今日の夕食はパリ最後の日ということで、友人と話題のビストロに行く予定になっているので、ここでがっつり食べる訳にはいきません。
ということで、お茶とケーキにしようとこの選択。

美術館からすぐ、rue de Pyramide沿いにある「SEBASTIEN GAUDARD(セバスティアン・ゴダール)」です。
もともと、ピエール・エルメの指名で「フォション」のパティシエを勤めていたゴダール氏が、独立して構えたお店の2号店。
1階が販売スペース、2階がサロン・ド・テになっています。
アーケードの中に入っていて、外観からとても雰囲気があります。

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ほかにもお客様がいたので内装の写真は撮れませんでしたが、スモーキーパステルの色調でまとめられた、甘すぎないシックな雰囲気で素敵でした。

たくさんあるケーキの中から選んだのは、「Mussipontain(ムュシポンタン)」。
アーモンド風味のメレンゲの上に、バニラ風味のクリームがたっぷりのっていて、まわりがアーモンドの砕いたもので飾られています。
このお菓子、自分と同じくパティシエだったお父さんへのオマージュで、故郷の町の銘菓だそう。
このお菓子に限らず、彼の作るお菓子はクラシックな伝統菓子ばかりなのですが、伝統を受け継ぎながら、新しい息吹が吹き込まれ洗練された味になっていると評判を呼んでいるんだとか。

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一緒に頼んだのはカフェオレ。
シナモン味のショコラが添えられていました。
ドリンクにエビアンのボトルが付いてくるのも独特。
水が付いているのは、メニューに書いてあります。

肝心の味ですが、とてもいい材料を使って丁寧に作られているのが伝わってくる美味しさでした。
メレンゲに生クリームと、シンプルな組み合わせ。
クリームが美味しくないとできない難しい一品だと思うのですが、決して甘すぎず洗練された味でぺろっと食べてしまいました。
ケーキに付いていたプレートに「この店のSpecialite」と書いてあったので頼んだのですが大正解。

カフェオレに添えられたショコラも美味しかった!
このあと、ディナーが控えていなければ、もう一個くらい食べたいくらい、美味しいケーキでした。

サロン・ド・テでは日替わりのランチもやっているのですが、このうちのメニューのひとつ、クロックムッシュフィガロ紙の「パリのクロックムッシュ」ランキングで1位に選ばれたのだとか。
う〜ん、食べてみたい!

ルーブル美術館、テュイルリー公園などと近く、町の中心のとてもアクセスのいい場所にあるので、パリ旅行を計画されている方、ぜひ足を運んでみてください。
洗練されたパッケージの、お土産にぴったりなお菓子もありましたよ!