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うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

東京盆と黒ほおずき

お盆といえば8月13日から16日のことなのだと思っていたら、東京をはじめ一部の地域では7月なのですね。

江戸時代まで使っていた太陰暦をもとにした暦を、明治時代になってから太陽暦をベースにしたものに切り替えたため生まれたズレだそうです。

とくにお盆だからと意識して買ったわけではないのですが、先週の週末買った黒ほおずき。

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ナス科で、有毒。
ハエが嫌いな匂い成分を出しているらしく、"ハエを追い払う"という意味の「シューフライ」とも呼ばれるそう。
よく見る普通のほおずきとはひと味違った雰囲気で、実の黒みがかった色がなんともクールでかっこよく、薄紫の花もきれいです。

ほおずきは、漢字では「鬼灯」と書き、お盆によく飾られます。
一説には、先祖の霊がこの世に帰ってくるとき、迎え火や提灯の火を頼りにやってくるといわれ、ほおずきもその目印として飾られるとか。

子供のころ、夏のお盆の時期に祖父母の家に帰ると、夜、提灯をつけていたのを思い出しました。
さすがに火は危ないとのことで電気を使ったものでしたが、和紙をとおした柔らかい光が広い仏間を照らし出し、仏壇の飾りがぼんやりと煌めく幻想的な光景。

とても物知りで、お盆をはじめ伝統的な風習についてあれこれ教えてくれた母方の祖父の命日がつい数日前でした。
両親の郷里の新潟では、お盆は8月。
来月は私なりに、お盆を迎えてみようと思います。