うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

雨の日だからこそ、の嬉しい出来事

土日休みの私にとって、今日は7月に入ってからはじめてのお休みでした。

珍しくなにも予定を入れず、気の向くまま、家の近所を散策したり、のんびり過ごすことに。

最近見つけて気になっていたイタリアンのお店でランチ。
そのあと、図書館へ行って読み終わった本を返して、次に読む本を探しながら、館内をうろうろ。
自分のアンテナにひっかかる本を求めて棚の間を行ったり来たり。
本好きにとって、至福のひとときですよね。

気になった本を借りる手続きをして、いざ帰ろうと思って外に出たら、雨がかなり強く降り出していました。
家を出た時は曇りだったので、傘を持っていなかった私。
また図書館の中に戻り、雨が弱くなることを期待して少し時間をつぶしていようと、ソファに座って借りたばかりの本を読みはじめたら、先ほどカウンターで本を貸し出す手続きをしてくれた女性が「あの、傘をお持ちでなくてお困りなら、図書館の傘をお貸ししますよ」と話しかけてきてくれたではないですか!
なんにも言わないのに状況を察してくださった、そのお心遣いに感謝しながら傘をお借りし、大切な本を濡らすことなく無事に家に帰ることができました。

これだけでも充分嬉しいのですが、さらに嬉しいことが。
今日の出来事のおかげで、昔、街中で夕立にあってずぶ濡れになりながら信号待ちしていたとき、たまたま一緒になったおじさまが、「自分は折りたたみ傘も持っているから」と、ご自分が差していた傘をくれたことなど、以前にも雨の日に人のやさしさにふれて、じんわり心があたたまる経験をしたことを思い出しました。
人の好意や親切って連鎖するし、本当に幸せな気持ちにしてくれますね。

そして晴れの日よりも、雨の日や雪の日など、いわゆる悪い天気の日のほうが、ドラマが起こる!?
今日のような気持ちを揺さぶられる出来事に出逢いやすい気がしています。

家の近所を散策しているときに見つけた、ちょっと変わった形のクレマチス
これも今日のシアワセ体験のひとつ。

f:id:utakatax:20150704233238j:image