うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

ハンブルク・バレエ団2018年日本公演 「ガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉」 at 東京文化会館 2/7

2年前の来日公演では観られなくて残念だったガラ公演。
ギリギリまで悩みましたが、仕事の都合がつきそうだったので、急遽チケットを入手し、仕事は午後有休にして観てきました!

 

ジョン・ノイマイヤー自身による語りと、彼の役を踊るロイド・リギンズに導かれて進行していきます。

 

バーンスタインガーシュイン
そしてチャイコフスキー
冒頭からダンス愛溢れる構成にうるうる。
ダンス好きにはたまりません。
シルクハットをかぶって、タップダンスを踏むマネをするリギンズ。
ダンス好きあるある〜、で思わずにやっとしてしまいました。

 

ミュージカルにはじまり、クラシックバレエ、神話や聖書、文芸作品などの物語のバレエ化、純粋に音を表現するダンス…。
ノイマイヤーがダンスで表現するものの幅の広さ、世界観の大きさ、深さには驚かされます。
そして個性豊かなダンサーたちの素晴らしいパフォーマンス。

ノイマイヤーの創作世界をのぞくとともに、ダンスの歴史を辿り、その可能性や魅力をたっぷりと味わった3時間でした。

 

知的で穏やかなご本人の雰囲気や作品のイメージから、なんとなくヨーロッパの人っぽいと思っていましたが、バーンスタインガーシュイン、そしてサイモン&ガーファンクルを使っているあたり、古きよきアメリカのイメージたっぷりで、「ああ、この人、アメリカ人なんだなぁ」とはっとさせられました。

 

★Information
ハンブルク・バレエ団2018年来日公演
ガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉
東京文化会館
2/7(水) 19時開演

振付・演出・語り:ジョン・ノイマイヤー
出演:ハンブルク・バレエ団ダンサー&ゲスト・アーティスト

第1部
「キャンディード序曲」
「アイ・ガット・リズム」
くるみ割り人形
ヴェニスに死す」
「間奏曲」
ペール・ギュント
マタイ受難曲
「クリスマス・オラトリオ Ⅰ-Ⅵ」

第2部
ニジンスキー
ハムレット
「椿姫」
「作品100-モーリスのために」
マーラー交響曲第3番」