母の誕生日
今日は母の誕生日。
67歳になるのかな?
好奇心旺盛で、いつも気の向くままあっちへ行ったり、こっちへ行ったり。
休むことなくアクティブに動き回っていて、頼もしい限り。
母が元気に楽しく過ごしているのがなによりの喜びです。
ところで、毎年悩むのが誕生日プレゼント。
父も母も、「ほしいものは自分で買う!!」というタイプで、しかもこれだけ長い間一緒にいながら、好みがいまいちよくわからないんですよね…。
プレゼントしてもいまいちだったようで、タンスの肥やしになることもしばしば。
これまでで一番喜ばれた贈り物は、小学校の卒業時に、「お母さんにプレゼントしましょう!」という趣旨で家庭科の時間に作った、スウェーデン刺繍の巾着袋です。
母の好きなピンク色メインのグラデーションで、これまた母の日好みの小花模様などを刺繍した布を袋に仕立てたものですが、ものすごく気に入ってくれているみたいで、何度も直しながらボロボロになってもいまだに使い続けてくれています。
どんなに高価な既製品よりも、拙くても一生懸命作った味のある手作り品の方が、大切にしたくなるものなのかもしれません。
それが贈り物であれば、なおさら。
小学生6年生の、子どもと大人の間にいたあの時期の私への思い出も一緒に詰まり、母にはとても大事なものになっているようです。
そして、今、姉夫婦の間に生まれた姪っ子に、おばあちゃんになった母と、お母さんになった姉とが、あれをつくってあげたい、これをつくってやろうと、つきづき競うように身の回りの品を手作りしています。
この間、実家に帰った時は私たちのためにおばあちゃん(母の母です)が作ってくれたお手玉を出してきており、「これを見本にして、お手玉を作ってあげようとおもって」と針仕事にいそしんでいました。
わざわざ買ってきた縮緬の布で、おばあちゃんが作ってくれたお手玉。
丁寧な針目に、おばあちゃんの穏やかな佇まいが思い出されます…。
このお手玉のほか、おばあちゃんも私たちにあれこれ作ってよく贈ってくれました。
こうやって、手作りの思い出が巡っていくんですね。