GW「いざ、鎌倉!」旅行 その6〜古の港、和賀江島に上陸!
朝ごはんの後は、材木座海岸の端にある和賀江島へ。
鎌倉時代に造られた港で、現在は満潮時にはそのほとんどが海の底に沈んでしまいます。
訪れた日は新月の次の日、大潮の日です。
しかも、この季節はお昼時に干潮を迎えるので、上陸するチャンス。
実は今回の旅の最大の目的は、この和賀江島に行くことだったのです!
材木座海岸から和賀江島のほうに歩いて行くと、近づくにつれて砂浜に波の引いていく後がくっきりと刻まれています。
この跡から推測すると、結構な強さとスピードで潮が引いていくのでしょう。
そして、お目当の和賀江島。
わかりづらいですが、遠く黒々と海の上に続く道がすべて和賀江島です。
鎌倉の海がいかに遠浅か、そしてそのために物資をたくさん運搬できる大きな船をとめることのできる港が欲しかった理由がよくわかります。
和賀江島はその目的で造られた、人工の港でした。
かつてはここから、日本各地はもちろん、中国・宋まで行く船も出ていたそうです。
さらに近づいて、根元の辺りから見てみるとこんな感じです。
遠くに江ノ島も見えます。
この和賀江島、近づいてみると大きな岩や石がごろごろと敷き詰められていて、不思議な眺めです。
そして、引き潮の今は岩と岩の間に潮がたまって、絶好の磯遊びポイントに変身。
ヤドカリがいたり…
小さな魚がいたり…
ヒトデがいたり…
このヒトデ、水族館の磯コーナーでよく見る顔ですね。
石をひっくり返すと、カニがわさわさわさっと出てきて、簡単に捕まえられました。
せっかくの機会なので、がんばって奥の方まで歩いてみました。
が、足元はスニーカー。
水に濡れると帰りがつらいので、下に落ちないように足場の悪い石の上をそろそろと、なので、あまり先の方へは行けませんでした。
石がごろごろで、異世界に降り立ってしまったような風景。
島の左側、逗子方面には逗子マリーナが見えます。
材木座海岸側はサーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ人でいつもいっぱいですが、こちら側の海はあまり人が入ることはないようで、石には海藻がたくさんついていて、なんともワイルド。
石と石の間に仕掛けをしてなにかを釣ろうとしている人のほか、あちらでもこちらでも、子どもも大人もみんな網やバケツを手に、下を向いて海の宝探しに夢中。
「タコ、採った〜」や「イカがいた!」という声も聞こえていたので、こんな観光地ど真ん中の海ですが、とっても生態系が豊かなんですね。
私もハサミの大きさが左右で違う、小さなエビを発見しました。
もしかして、大きくなったらロブスターに…?
さわやかな風と気持ちのよい日差しの中、絵に描いたような平和な光景が広がっていました。