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うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

Musee:博物館でお花見を at 東京国立博物館

アート
上野の山がピンクに染まる、桜の季節。

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この時期にあわせて、トーハク(東京国立博物館)で開催中の「博物館でお花見を」に行ってきました。
企画展ではなく、常設展のあちこちに「桜」や「花見」を題材にした作品が展示されていて、スタンプラリーができる、という期間限定の企画。
それに合わせて、普段は公開されていない、博物館の奥にある庭園も開放されています。

博物館を入るとすぐ、平成館の近くに植わっていた紅白の花をつけた木に目が止まりました。

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一本の木から紅、白、二色の花に咲き分かれています。
その名も「源平桃」!

まずは庭園に足を運んでみます。
東京国立博物館の敷地内には、十種類ほどの桜が植わっているそうです。
庭園にはなんと5つもの茶室があります。

こちらは博物館でもらった、今回の企画のチラシの裏面。
東京国立博物館のさくらMAP。

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庭園内には上野という土地の歴史を感じるものがちらほら。

徳川幕府五代将軍、綱吉が建てたものだそう。

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茶室のひとつ。
春草盧。

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近くには大きな桜の木が何本もあって、桜の天蓋ができていました。

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木の間越しにちらりと見えるスカイツリー

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庭園の真ん中にある池をのぞむ、本館に面したテラス前のオオシマザクラとエドヒガンというピンクの枝垂れ桜が満開でした。

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こちらも満開。
ヤエベニヒガン。

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東洋館脇にある庭園入口、入ったところすぐに植わっているミカドヨシノ。

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白〜濃く鮮やかなピンクまで、さまざまな色合いの桜が楽しめました。

庭園を堪能したところで、博物館本館の中へ。
まだまだお花見は続きます。
チラシを参考にしながら桜めぐりを。
絵画、陶磁器、着物、仏像などなど、さまざまなジャンルの桜にちなんだ作品が展示されています。

カメラNGのプレートがあるもの以外、写真撮影OKだったので、私的Best3をご紹介します。

まず、第3位。
葛飾北斎 「鷽 埀櫻(うそ しだれざくら)」(江戸時代・19世紀)

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鳥の枝への止まり方も含めた、いい意味で変態的な構図が北斎らしい。
背景の青の色味と桜のピンク色の組み合わせが素敵でした。

第2位。
筆者不詳 「歌舞伎遊楽図屏風」(江戸時代・17世紀)
右隻の一部。

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桜の下で歌舞伎踊りを見物する人たち。
見物客はみんなウッキウキ。

そして第1位!
「日月山水図屏風」(室町時代・16世紀)
とても大きくて写真一枚では収まらないので、部分に分けて。
すべて右隻です。

山の向こうに照る日、橋に満開の桜と芽吹きはじめた柳の木。

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写真だとわからないですが、お日様の部分は高く絵の具が盛り上げられていて立体的です。

舞い散る花びらも描かれています。

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流れ落ちる水の流れと桜。

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木や水の流れなど、それぞれのモチーフが大胆にデフォルメされていて、華やかで大らかな雰囲気。
対する月を描いた左隻は、どうも違う人が描いたらしく、まったく違った雰囲気で、おとなしくちょっと地味な感じでした。

久しぶりに見たトーハク常設展。
これ以外にも、山形県からやってきた国宝の土偶"縄文の女神"の特別展示や、桃の節句の時期にあわせた「おひなさまと日本の人形」など、見所いっぱい、盛り沢山。

"縄文の女神"はとっても神秘的な姿。
国宝 土偶 縄文の女神
山形県舟形町 西ノ前遺跡出土
縄文時代(中期)・前3000〜前2000年
山形県蔵(山形県立博物館保管)

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本館のテラス前の扉から見たオオシマザクラ

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このお部屋はとってもクラシカルな雰囲気の素敵な空間。

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好奇心の赴くままにあちこちふらふら歩いていたら、あっという間に閉館時間になっていました。
ああ、楽しかった…。

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★Information
東京都台東区上野公園13-9

博物館でお花見を
3/15(火)〜4/10(日)

特別公開「国宝土偶 縄文の女神」
3/23(火)〜4/17(日)