笑う和菓子 at とらや東京ミッドタウン店ギャラリー
とらや東京ミッドタウン店で定期的に開催されている企画展。
その35回目の展覧会です。
今回は「笑う」がテーマ。
噺のなかに和菓子が登場する落語7席と、全国各地から集めた、思わずにんまりしてしまう25種のお菓子を紹介するという内容でした。
スペースをぐるりと囲む壁面では落語の噺とそこに登場するお菓子を展示。
こちらは有名な「饅頭怖い」。
薯蕷饅頭に酒饅頭、蕎麦饅頭など、こうして見るとお饅頭ってたくさん種類があるんですね…。
隣ではこの展示の監修を務めた立川談笑さんが「饅頭怖い」を話している映像が流れていました。
「王子の狐」。
狐を騙した男の人が、あとで倍返しされるんじゃないかと怖くなって、狐のところに羊羹を持っていく噺だそうです。
牧野伊三夫さんのゆるい挿絵がいい感じ。
そして真ん中のスペースには、全国各地から集めた25種のお菓子が置かれています。
こちらは新潟。
両親の郷里なので、やっぱり贔屓目に見てしまいます。
真ん中の鯛の形をした砂糖菓子や水飴の入った最中、これは何度か食べたことがある懐かしいお菓子!
個人的に一番ぐっときた、高知のお菓子。
付属の小さなトンカチで割って食べる、鰹節の形をしたニッキ飴。
今回の展示に合わせて、とらやが作った和菓子2種も。
「笑い」もお菓子になっちゃうって、和菓子は本当に表現力のある懐の広いお菓子です…。
★Information
とらや 東京ミッドタウン店
東京都港区赤坂9-7-4 D-B117 ガレリアB1F
第35回企画展
笑う和菓子
2015年12/2(水)〜2016年3/21(月)