うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

Musee:アニー・リーボヴィッツ写真展「WOMAN:New Portraits」

彼女が15年前から取り組んでいる「WOMAN」プロジェクトは、今、UBSの後援を得て新しい作品を拡充中。
その成果とこれまでの歩みを振り返る、世界巡回展です。
昨日3/13(日)の最終日に、滑り込みで観てきました。

会場は東京・東雲にある印刷製本工場TOLOTの二階に新しく出来たギャラリー、heuristic SHINONOME。
広々とした、倉庫っぽい無機質な空間を活かしての、クールな展示が素敵でした。
最新作の一連が壁に展示され、これまでの作品は会場に設けられた大きなモニターに次々流れていきます。
そこに会場で流れている音楽が加わって、最高にカッコよかった!!

写真もとっても素敵でした。
写真撮影OKだったので、最新作のなかからいくつかご紹介。


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ラスベガスのショーガール
扮装前と扮装後。
ギャップが素敵。

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ミスティ・コープランド

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写真家サリー・マン(左上)とアスリート/トランスジェンダー擁護者ケイトリン・ジェンナー

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大物政治家や起業家、女優など、世界を動かす影響力を持った女性から、日々働く労働者まで、アニー・リーボヴィッツの写真に収められた一人ひとりが、それぞれにとてもユニークで美しい女性。
ことさらに顔を作ったり、ポージングをしたりしているわけではない。
背景や身にまとう衣装も含めて、その人がもっともその人らしくある様を、とってもフラットに一人の人間として切り取っているだけなのに、女性としての魅力もしっかり伝わってきます。
とくに歳を重ねた女性の写真に、とても惹かれました。


WOMANプロジェクトは立ち上げ時、アメリカの著名な運動家スーザン・ソンタグと組んで行われていました。
その成果をまとめた一冊。

Women

Women


★Information
TOLOT/heuristic SHINONOME
東京都江東区東雲2-9-13 2F

アニー・リーボヴィッツ「WOMAN:New Portraits」
2/20(土)〜3/13(日)