うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

和菓子作り、初体験!

北鎌倉にある古民家をリノベーションしたシェアスペース、たからの庭で、和菓子作りを体験してきました。

たからの庭にアトリエを構える、鎌倉創作和菓子 手毬さんが毎月定期的に開催している和菓子プチ講座に参加してきたのです。

たからの庭のことは、星座とワインの会というイベントで初めて知ったのですが、ほかにも陶芸体験や和菓子作り講座をやっていて、「機会があったら参加してみたいな〜」と思っていました。
が、和菓子作り講座はいつもあっという間に満席になってしまうため、念願叶ってようやくの初参加。

今回作るのは、こちら。

f:id:utakatax:20151222183905j:image

来年の干支、猿をモチーフにした「モンキーズ!2016」。
「見猿」「言わ猿」「聞か猿」の三匹のお猿さんです。


先生のデモンストレーションを見ながら、一つ一緒に作って、あとの二つは自分で仕上げていきます。

まずはこしあんの練り切りで、中身になる白あんを包んでいくんですが、おおっ、これはよくテレビとかで見る、あれではないですか。
平べったい丸にした生地の上に、まん丸の中身をぎゅっと押し付けて、ぐるぐる回していくと下の生地が立ち上がってくるやつ。
「難しそう!」と思ったんですが、やってみたら意外にもできました。
あんまり均等には包めなかったと思いますが、とりあえず中身が包めたのでOK!
これが猿の顔の土台になります。

その後、ピンクの練り切りで顔の部分を作ったのですが、これが難しい。
練り切りって、結構ペタペタしていて、手に張り付くんです。
乾燥させないように注意しながら、なおかつ手に付かないようにうまく形を作るのが難しかった…。
このピンクの部分を先に作っておいた顔の土台に貼り付けたら、ベースは完成。

耳を作ったら、ピンクの部分に猿の顔を作っていきます。
羊羹の目、こしあんの練り切りの鼻を置いて、そっと型を押し付けて口を作ったら、食紅でポンポンと色付けて頬を赤くします。
ちょっとした加減で表情がガラリと変わるので、ここは慎重に。

顔が出来上がったら、少し残しておいたこしあんの練り切りで腕を作って、土台に付けます。
それぞれ「見猿」「言わ猿」「聞か猿」になるように、腕の位置を変えます。

黙々と集中して作業すること、一時間。
三匹のお猿さんが完成しました!

f:id:utakatax:20151222212239j:image

きれいにシンメトリーにならず、ちょっといびつですが、そこはまあ味わいということで…。
形を作るのが難しかったですが、子どもの頃の粘土遊びを思い出して、無心で作業に没頭できました。

作業後は先生が用意してくださったお菓子でティータイム。
今回はクリスマス間近ということで、和菓子の技を使って作ったというケーキ、和ケーキでした!

f:id:utakatax:20151222212518j:image

f:id:utakatax:20151222212532j:image

外の茶色いコーティングは羊羹。
生地には白あんが使ってあるそう。
練り切りのバラに、バラとケーキの接着剤にはゆず入りの白あん。
全部、食べられます。
普通のケーキに比べて、あっさりした上品な甘みで美味しかったです。

作った三匹のお猿さんは容器が用意されているので、持って帰れます。
あまりに可愛いので、「食べちゃうの、もったいない…」と思ったのですが、どんどん固くなってしまうので、二日ぐらいを目処に食べ切ってください、とのことだったので、毎食後のお茶と一緒にデザートとして食べました。

f:id:utakatax:20151222213222j:image

冷凍もできて、その場合は一週間ほど保つそうです。
食べるときは、自然解凍で。
良いことを教えていただきました。

★Information
たからの庭
神奈川県鎌倉市山ノ内1418-ロ
Tel 0467-25-5742