うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

フィギュアスケート グランプリシリーズ中国大会 女子ショート

浅田真央ちゃんの公式試合復帰戦。
はじめて見るショートプログラムに驚愕。

曲はジャズ、「素敵なあなた」。
ローリー・ニコルによる振付。

一年の休養をへて、はじめての公式試合だというのに、組み込まれたジャンプがトリプルアクセルトリプルフリップトリプルループのコンビネーションジャンプ、トリプルルッツと、現役の女子選手が実施する技としては最高難度のものばかり。
どんなに酷な評価がつこうとも挑み続けてきたトリプルアクセルとセカンドジャンプのトリプルループに加え、バンクーバー五輪前から踏切エラーをとられて大幅減点になるため、回避してきたトリプルルッツに挑戦するなんて!

これらの難しいジャンプを軽々と飛んだうえ、どこを切り取っても美しいポジションばかりのスピン、滑らかで緩急自在、音楽にぴたりと調和したステップと、試合を見ているのではなく、ショーを見ているのではないかと思うくらい楽しそうに滑る真央ちゃん。

さらに演技後の会見で「これをずっとイメージしてきたので、イメージどおりにできて嬉しいです」とは!

望みうる限りの高みを目指して、挑戦し続ける。
あなたが言っていた「自分を極める」というのは、こういうことなのね。
15歳でデビューしてから、10年。
あのころからまったく変わらない、まっすぐな姿勢でスケートに向き合う真央ちゃんがそこにはいて、あらためて、なんてすごい人なのだろう。