うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

フランスの旅、4日目①〜古きよきブルターニュの面影を残す街、ディナンへ

サン・マロでの一夜が明けて、次の日。
この日は日帰りでサン・マロからバスで1時間ほどのところにあるディナンという街へ行ってみることに。

前日、観光局でバスの時刻表をもらっておいたので、それでバスの時間をチェック。

少し遠方へのバスはすべてSNCFのサン・マロ駅の隣にあるバスロータリーから出発します。

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駅を正面にして、左側にバスロータリーが。
バスはTibusという鮮やかな黄緑色のバス、10番線です。

チケットはモンサンミッシェルへのバスと同様、運転手から購入できます。

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可愛いデザイン。
買ったら近くにある機械に入れて刻印するのもまったく同じです。

運賃はなんと、たったの2ユーロ!
1時間近く乗ることを考えると、とってもお得。
どうやら車が運転できない若い学生さんやお年寄りの方の重要なアシとしての役目があるらしく、それでこの値段に設定されているようでした。

バスに揺られること、小一時間。
窓の外にはこれまでと同じような、のどかな田園風景が広がっています。

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城壁に囲まれた中に入って坂道を登っていくと、ディナンの街中です。
バスは最終目的地まで乗らず、途中のPlace Duclosというところで降りたほうがいいと聞いたので、教わったとおりに下車。

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バス停の近くにあった案内板を見ると、ここに着くまでに通り過ぎた立派な城壁沿いの城の隣が観光局のようなので、バスで通った道を引き返します。

観光局はこの城が目印。
このすぐ右隣にある建物です。

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観光局では、いつものように街の地図をもらい、ざっと街の歩き方を教えてもらいました。

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右下が観光局。
紫色の線で街の見どころを回るルートが示されています。

地図を片手に街歩きスタート。
ディナンは大きすきず、小さすぎず、歩いて観光するのにぴったりのサイズの街。

まずはRue de l'horlogeへ。
この通りの周辺には古い木組みの家々が残っていて、とっても雰囲気があります。

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左側に見える尖塔は時計台。
私は登りませんでしたが、上に登ることができて、ディナンの街を真ん中からぐるりと見下ろせる絶景が楽しめるそうです。

古い木組みの家々。

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小さな通り沿いに、こじんまりした常設市場がありました。

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サン・ソーヴール聖堂。
正面手前に大きなマグノリアの木があって、とても素敵でした。

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後ろから見ると、こんな感じ。

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そして、ディナンの街の一番の見どころ、Rue du jerzual。

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通りのはじまりには、くすんだ赤とクリーム色が印象的な木組みの家が目印のように建っています。
ここからランス川に面した港まで、古いブルターニュの面影を残す、木組みの家々が続きます。

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一軒一軒それぞれ違った趣があって、とても絵になります。
どうやらアーティストたちが集まり、活動しているエリアのようで、アトリエやギャラリーがあちこちにありました。

街の境、城壁に設けられた門。

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そして、ランス川沿いの港。

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かつてはここから絹織物が船に積まれて運ばれていたそうです。
近くにはディナンの歴史を紹介したボードがありましたが、そこにあった19世紀末に描かれた絵とほとんど変わらぬ風景がそこにありました。

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お天気も良くて、のんびりした気持ちのいい空気が流れています。

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