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うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

フランスの旅、3日目④〜サン・マロの町を散策

素敵なサロン・ド・テを後にして、サン・マロの町を散策します。

サン・マロの町は周囲とぐるりと城壁で囲まれた小さな町です。
ちょっとわかりにくいかも…ですが、こちらが町の地図。
観光局でもらった日本語バージョン。

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表側。

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きれいな砂浜が2つあり、夏はバカンスでやってきて海水浴を楽しむ人で溢れるそう。
地図で黄色くなっているところです。

ちょうど干潮の時間近くだったので、砂浜の方へ行ってみることにしました。

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白いきれいな砂浜。
潮が引いてかなり広くなっています。
右の方に写っているのが、グランべ島。
島にはロマン派を代表する詩人シャトーブリアンの墓があります。
満潮時には、砂浜から島へと続く道が海の下に沈み、孤島になってしまいます。

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グランべ島。
サン・マロはシャトーブリアンの生地で、生家が今も残されています。

ここで町の歴史をざっと。
サン・マロという町の名前は、アレ地区の司教になった6世紀ウェールズのマク・ロウ修道士の名前に由来しているそうです。
12世紀にアレ地区の近くの岩場に現在の町が築かれ、13世紀から、住民は敵の船の略奪をはじめます。
そう、サン・マロは「コルセール(私掠船)」の町として有名なんです。

現在から考えると、「えっ、略奪!?」と思うかもしれませんが、これは立派な慣習で、コルセールは戦争状態にある国の船から、積み荷を奪ってもいいと、政府から許可をもらっている個人所有の船でした。
ドーバー海峡を挟んで、あちら側はイギリスという立地。
フランスとイギリスは、ちょくちょく戦争状態になっていましたし、当時はこの海峡を貴重な品物を積んだ船がたくさん行き交っていたことでしょう。
17世紀、エリザベス一世治世下のイギリスで、無敵といわれたスペイン艦隊を破ったキャプテン・ドレイク、彼の本職がコルセールだったのはよく知られた話です。

サン・マロは、そういう荒っぽい海の男たちの町だったわけです。
しかしその活動は、コルセールだけではなく世界中の海に出かける港としても機能しており、新大陸や新航路の発見にも貢献しています。
さらに17世紀から18世紀にかけては、インドや中国、アフリカ、アメリカへの航海した船乗りや商人たちのおかげで町は大繁栄していたそうです。

そんな当時の空気を感じさせてくれるものが、いくつかありました。

グランべ島の近くに突き出たところにあるケベック広場。
ここにはリオデジャネイロを占領し、町にはかりしれない栄光をもたらしたというシュルクフの像があります。

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周りにはこんな風景が広がっています。

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堅牢な城壁。
荒々しい波と風の音。
カモメたち。
天気がよくないのもあいまって、余計に荒々しい激しさを感じさせます。

城壁の上は道が出来ていて、町の周りをぐるりと歩くことができます。

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そして大砲。

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こちらはオランダ要塞と名のついたところに建てられているジャック・カルティエ像。
カナダを発見した人です。

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周りはきれいに整備されて、ちょっとした公園のよう。

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風にあたりながらぼんやり海を眺めるのにぴったりの空間でした。

カモメがたくさんいましたが、人馴れしていてこちらが近づいてもまったく動く気配なし。
いい被写体になってくれました。

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サン・マロの海の色は、青みがかった深い緑、エメラルドグリーンの色と言われています。
たしかに、なんとも言えない深みのある色でした。

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ここで歩き疲れたので、ホテルに戻って少し休憩することに。
帰る途中でクイニーアマンを売っているのを見かけて購入。
お店の女の子が温めてくれたものをぱくぱくしながらホテルに帰りました。

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