うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

母の誕生日

昨日、母の誕生日だったので、久しぶりに実家に電話してみました。
ちょうど、先週末に母方の叔父から電話があり、入院中の祖母がしきりに私に会いたがっているからということで、顔を見せに日帰りで新潟・長岡に行ってきた翌日でした。

祖母の様子や、叔父夫婦のこと、来月に子どもが生まれる予定の姉のことなど、話は家族のことばかり。

最後に母に「そういえば、お誕生日だよね? おめでとう!」と、すっかり言いそびれていた電話の目的を言うと、母自身はすっかり忘れていたらしく、「そういえば、そうねぇ」とのんびりした返事。
とぼけているわけではなく、本当に忘れていたようです。
「いくつになったの?」と聞いてみると、65歳とのこと。
母が行政上のくくりでいうと、今年から高齢者になることにびっくり。
私の両親はともに30歳を超えて結婚していて、当時としては晩婚なんですよね…。
30歳で姉を、32歳のときに私を産んでいるのでいまさら驚くこともないのですが、いざ数字でみるとあらためて両親の老いを感じました。

ここしばらく、自分の家族のことや自分の新しい家族を作ることについて、ものすごく考えさせられる日々が続いています。

約1年ぶりに帰った母方の祖父母の家。
軒下のブドウの棚にできていた小鳥の巣。
中にはヒナが二羽。
叔父の奥さんが、大切な秘密を打ち明けるみたいにそっと教えてくれました。

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