うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

Musee:マスク展 at 東京都庭園美術館

6月いっぱいで終わってしまうので、かけこみで足を運んできました。

フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵の、アフリカ、オセアニア、アメリカ、アジアで作られた仮面で構成された美術展です。

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原題の「Masks-Beauty of the Sprits」そのままに、たとえば自然の力や祖先の霊など、目に見えないものをカタチにすることへの、地域ごとのアプローチの仕方の違い、さらにそうした目に見えない世界の捉え方や付き合い方の違いがわかって、とても興味深かったです。

仮面をつけた儀式の様子をおさめた映像の展示もあって、仮面そのものだけで見ても面白いのですが、人が身につけて動くとものすごく生き生きとしていて、まるで別物。
やはり仮面は使う道具、人に使われてなんぼなのだなぁ、というのが実感できます。

そして、ものすごくパワーにあふれた造形の仮面たちを、アール・デコ様式で飾られた洋館で見られる贅沢さ。

素敵な展覧会でした。

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リニューアルしてできた新館にあるCafe du Palaisでお茶もしてみました。
マスク展限定のメニュー、堀口珈琲プロデュースのシングルオリジンコーヒー、タンザニアです。

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とってもフルーティで、さわやかな酸味もあり、今の季節にぴったりの味。
砂糖やミルクを入れても決してまけない、しっかりしたコーヒーでした。
カップは朝香宮邸をイメージして作ったノリタケの特注品だそう。
白、黒、シルバーのクールな色合いとアール・デコ様式の模様が素敵。

最後に、マスク展にちなんだグッズとして、ますくじというガチャガチャがあったので回してみました。
マスク展に出品されている仮面の中から10種類にちなんだおみくじが出てくる、というものです。

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出てきたのは、ンワンタイタイ仮面。
この仮面、白と黒で、抽象的な模様がすっごくかっこよかったんですよね。
どれどれと文章を読んでみると、「ちょっと不思議ちゃんキャラの貴方。クリエイティブで、新しい遊びを考えつくのが得意です。」
…。喜んでいいのかどうか、複雑な気持ちになる中身。
「変わってるよね〜」と、たまに言われるんです…。
意外と侮れないくじでした。

★Information
東京都港区白金台5-21-9
Tel  03-3443-0201

フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵
マスク展
4/25(土)〜6/30(火)