6月の鎌倉
6月に入って、また鎌倉へ行ってきました。
一人ではなく、ふたり連れで。
梅雨に入ったものの、当日は晴れ。
庭園部という、お庭の手入れを担当する部があるらしく、アジサイをはじめ境内の隅々まで丹念されていてとても美しいお寺でした。
緑がまぶしいくらい美しい苔。
鎌倉特有の谷(やつ)と呼ばれる崖の多い土地によく映えるイワタバコ。
(この花、初めて名前を知りました。鎌倉固有のケイワタバコという種もあるそう。)
ゆっくり歩いて30分くらいの道程です。
池のハス。
まだ花は咲いていませんでしたが、青々とした葉が涼しさを感じさせてきれいでした。
このお店、ここのつさんのブログで紹介されているのを見てから、ずっと行きたいと思っていたんです。
グリーンサラダ、フォカッチャ、リストにあるパスタとピザの中から好きなものを一品、ドリンク、デザートとお得感たっぷりのコースを選び、5種類のチーズを使ったピザを注文。
チーズはお店で手作りされているとのこと。
そして、ピザは一枚一枚お店の中にある窯で焼いています。
チーズがたっぷりで、ハチミツをかけると美味しさ倍増。
どこまでも伸びてもっちもちなチーズで、とっても美味しかったです。
ここはもともと前田公爵の別荘だった建物で、私の熱愛する作家、三島由紀夫の『春の雪』に出てくる洋館のモデルとして知られています。
風情のあるトンネルを抜けて、敷地の中へ。
バラ園も有名で、この日も盛りを過ぎたとはいえ、まだまだ美しく香り豊かに咲いていました。
和洋折衷な様式の洋館がバラ園に囲まれて、まるで絵本に出てくるお屋敷のよう。
建物の中から、あるいはお庭から、鎌倉の海を見ることができます。
まるで時間がとまってしまったような、素敵な眺め。
当日、ちょうどいいタイミングでコンサートが行われていて、こんな雰囲気のある空間で生の音楽も楽しんでしまいました。
また江ノ電に乗って、今度は長谷へ。
切通しの名そのままに、崖を人一人やっと通れるくらいの幅にくり抜いて道が出来ています。
鎌倉は三方を山、一方は海に囲まれて難攻不落の町と言われていました。
鎌倉時代、鎌倉の市中に入りたいと思ったら、各方面に設けられたこのような切通しを通るしかなかったのです。
ここを鎧兜を身に付けて馬を連れて通るのは、並大抵のことではなかったでしょう。
鎌倉の町の守りの凄さがうかがえる史跡です。
あまり歩く人がいないのか、鬱蒼とした緑が続きます。
大仏ハイキングコースを辿って山の中を歩くこと30分ほど。
また大仏様のところまで戻ってきたので、今度は由比ヶ浜を目指して海の方へ向かいました。
由比ヶ浜。
浜辺を歩いていたら、生えていた岩ごと流されてしまった海草と根元にくっついていたサザエとおぼしき巻貝を見つけました。
何度も鎌倉の海には来ていますが、こんなオオモノの拾い物ははじめて!
満潮になったとき、また海に戻れることを祈りながら、そっとそのままにして帰りました。
たくさん歩いてお腹はペコペコ。
ディナーの時間に、またLatteria BeBe Kamakuraに行ってしまいました。
ランチにはなかった、チーズ屋さんのカルボナーラを堪能できて幸せ〜。
上にブッラータという巾着状のチーズがどんっと丸々一個乗っているんです!
しかもチーズはトリュフ入り。
チーズがラスト一個だったとのことで、すっごくラッキー!
★Information
Latteria BeBe Kamakura(ラッテリア ベベ カマクラ)
神奈川県鎌倉市御成町11-17
Tel 0467-81-3440