紅茶の基本のいれ方〜4月の紅茶教室
月に一度の紅茶教室。
4月のテーマは「紅茶の基本のいれ方」。
そもそも紅茶ってなに? どうやって作られているの? などの基礎知識と、美味しい紅茶を飲むための基本のいれ方を教わりました。
お茶好きな方はご存知の方も多いと思いますが、紅茶、緑茶、烏龍茶、これらすべてのお茶は「カメリア シネンシス」という同じお茶の木から作られているんですよね。
製造方法の違いによって、あんなに味も香りも違うものになるなんて、お茶ってすごい!
クセがなく紅茶らしい紅茶、ということで、今回は南インドのニルギリを使って、製造方法の違いでどれくらい味に違いが出るのか?を知るため、FOP(フラワリーオレンジペコ:葉をそのまま使っているタイプ)とBOP(ブロークンオレンジペコ:葉をカットして細かくしたタイプ)を飲み比べしました。
こちらがFOPとBOPの茶葉。右がFOP、左がBOPです。
茶葉5gに対してお湯360cc、抽出時間3分というまったく同じ条件でいれたお茶を飲み比べたのですが、本当に味が違う!
見た目はまったく同じ、明るいオレンジ色の水色ですが、FOPの方がさらっとしていてクセがなく飲みやすい。香り立ちも豊かです。
一方、BOPは少し個性的な味。飲んだ後にきりっとした渋みが感じられました。
そして最後に、ニルギリにもダージリンなどと同じく美味しい茶葉がとれる、クオリティーシーズンというのがある、とのことで、クオリティーシーズンに摘んだ、ひとつの農園で採れた茶葉だけのお茶をいただきました。
オレンジやレモンのようなさわやかな香りがして、とても美味しいお茶でした。
ひととおり勉強したあとは、実際に自分で紅茶をいれてみる実習です。
抽出用と保温用、2つのポットを使っていれる方法を教わりました。
茶葉をきちんと測って、道具一式をスタンバイ。
FOPとBOP、どちらかを選べたので、私はBOPにしました。
こうして道具類をトレイにのせると、すごくきちんとていねいにお茶をいれている気分が出ていいですね。
家でも真似しようと思います。
美味しく紅茶をいれるポイントは、
・酸素がいっぱい入ったくみたての水を使う
・ぐつぐつ完全に沸騰している熱湯でいれる
・お茶が冷めないように、ポットを温めておく
・注ぐ前の最後の味見!
・最後の一滴まで注ぎきる
結構たくさんありますね。
これらに気をつけながら美味しい紅茶をエレガントにいれるには、かなり数をこなさないといけません。
今回は参加メンバーが少なかったので、先生につきっきり、マンツーマンで教えていただくという贅沢なレッスンでした。
最後は自分でいれた紅茶とともにティータイム。
今月のお菓子はいちごのタルト。
タルト生地にアーモンドクリームを詰めて焼いた土台に、生クリームにホワイトチョコを混ぜたクリームを絞り、いちごを飾った手の込んだもの。
ミントの葉と練乳を使った盛り付けも素敵でした。
このクリーム、先生ご自身も大好きだとのことでしたが、本当に程よい甘さでとても美味しかった!!
今月もたくさんの学び、発見があったレッスンでした。