うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

青茶(烏龍茶)を飲み比べ〜3月の紅茶教室

先日参加した紅茶教室。
3月のテーマは「中国茶」でした。
中国茶のなかでも、青茶(烏龍茶)と呼ばれるお茶5種類を飲み比べ。

茶壷や蓋碗、茶杯や聞香杯など、中国茶を入れる道具はどれも小さくて、まるでおままごとのセットみたいです。

こちらは茶杯と聞香杯。茶壷や蓋碗でいれたお茶は、まず背の高い聞香杯に注ぎ、茶杯に移します。
この移し方が少し独特で、聞香杯に茶杯をかぶせ、くるっと上下をひっくり返してお茶を茶杯に移すんです。
初めて見るとすごく難しそうに見えますが、コツをつかめば大丈夫。誰でもすぐできるようになります。

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空になった聞香杯に残ったお茶の香りを楽しんでから、茶杯のお茶をいただきます。

あとはこの繰り返し。お茶を一杯ずつ丁寧にいれて、煎を重ねるごと変化する味と香りを楽しみます。

今回は、文山包種茶、安渓鉄観音、木柵鉄観音、大紅袍、東方美人の5種類の茶葉を、それぞれ二煎めまで淹れて、飲み比べをしました。

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青茶は半発酵茶で、その発酵度合の幅がとても広く、15〜80%まであります。
その発酵度合によって、同じ青茶でも水色、香り、味、茶葉の形状などが全く違ってきます。
蘭の花のような華やかな香りのお茶もあれば、杏のようなフルーティーな香りでどっしりとした味のお茶も。

青茶のいろいろな香りと味をわかったところで、自分の好みのお茶を蓋碗を使って淹れてティータイム。
私は木柵鉄観音を選びました。
今回のお茶請けは3種類。白胡麻プリンに桜の練り切り、アーモンドとココナッツの中華風クッキー。

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青茶の味と香りに、数年前、友人と台湾に行ったときに楽しんだ、ゆったりしたお茶時間を思い出しました。
また、台湾に行って、茶藝館で時間を気にせずぼーっと過ごしてみたいです。