和綴じ豆本ノート作りのワークショップ
古本と手製本 ヨンネさんの和綴じ豆本ノートを作るワークショップに参加してきました。
まずは本文になる和紙と見返しの色付きトレーシングペーパーを準備。目見当で二箇所、仮綴じ用の穴を開けます。
このとき、中身をボール紙で挟んで、天と背をきちんと揃えるのが、きれいな本を作るための大切なポイント。
穴が開いたら和紙でこよりを作り、穴に通して固結び。本文を仮綴じします。綴じたときにぼこっとしないように、結び目は叩いて平らにしておきます。
仮綴じをして本の形になったら、背の部分の天地に角布代わりにマスキングテープを貼ります。角布は傷みやすい本文を保護するとともに、見た目のアクセントになってくれます。
本文が準備できたら、今度は表紙です。今回表紙に使ったのは、紅型作家・紅若菜さんがこのワークショップのために作ってくださったという和紙。
和紙に本文を当てて透かし見しながら、柄がいい位置にくるように調整して線を引きます。線を引いたら、折り返し分として10㎜外側にも同じように線を引きます。
表紙を外側の線に沿って切り出し、線のところで内側に折り込みます。重なる部分を切り落としたら、表紙は完成。
あとは本綴じ用の穴を開け、糸でかがっていきます。
先生や一緒に参加した方たちと、わいわいおしゃべりしながら、作業すること二時間ばかり。五者五様、可愛い豆本ノートが完成しました!
紅若菜さんの紅型の表紙。猫やイモリ、カメなど、どれも個性的ですごく素敵ですよね。
最後は今回のワークショップの会場だった、西荻窪の焼き菓子屋Maueshen(モイスェン)さんのフィナンシェと紅茶をいただきながら、撮影タイム。
私は表紙はヤモリと蝶、見返しに赤のトレーシングペーパー、角布は金、かがり糸には紫を選びました。
久しぶりの本作りでしたが、やっぱり製本は面白いですね。自分の手で本が作れるのは、本好きな私にとってはたまらないロマンです。
道具や材料はすべて先生が用意してくださるので、手ぶらで気軽に参加できるのも嬉しい。
ヨンネさんはほかにもいろいろな製本のワークショップを企画されているので、本をご自分の手で作ってみたい方、チェックされてみてはいかがでしょうか。
★Information
古本と手製本 ヨンネ
焼き菓子Maueshen
東京都杉並区西荻南3-17-7
Tel 03-6323-7002