うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

ハートに火を付けて!

小さい頃からオタク気質で、のめりこむととことん追求せずにはいられない…。

 

そんな自分の性分がイヤになったりすることもあるんですが、2、3日前に高校時代の友人(男性)と飲みに行っていろいろ話したときに、こだわりがあるとか、なにかに情熱を持ってのめりこめるのも、ひとつの才能なのかもしれないな、と思ったんです。

 

というのも、その友人は、私から見てとってもバランスがいい人なんですよ。

大学→大学院と化学のなかでも実験がっつりな分野を専攻し、バリバリの理系でありながら、小説も好きでよく読んでいるし、映画や音楽などの芸術分野もそこそこ知っていて、カメラが趣味。

“理系くん”にありがちな、「世間の常識が通じない!」とか「世俗的なことにいっさい興味なし!」とかではなく、どんな話題にもボールを返してくれる。

むしろ私より女子力が高いのではないかと思われるくらい気の利くナイスガイ。

 

そんな彼に、最近気になっているあれこれについて熱く語っていたら、「なんか、いろいろ夢中になってて、深い話ができることがあっていいよね…」とぽつっとつぶやくではないですか!

 

「えっ、どういうこと?」と思って聞いてみると、学生時代の時間がたっぷりあったときに、なにかにのめりこんでとことん追求するってことをやっておけばよかった!という後悔がある。自分には熱く語れるものがないから、なにかそういうのがあったらいいな、と思うそう。

 

いつもさらりとしている彼にそんな悩みがあったなんて、と、かなり長い付き合いの友人なんですが、びっくりしてしまいました。

 

というよりも、「これは!」と思うものがあるととことん追求してしまい、オタクか!と言われるくらいまで知識を深めずにはいられない私からすると、考えられない悩みなんですよね。

 

でも、私の友人の感じている気持ちがもっと大きくなると、「自分の好きなことがわからない」とか「やりたいことがない」とか、そういった悩みになっていくんでしょうね…。

 

 「これが好き!」「これをやりたい!」と気持ちに火を付けて、こだわりという熱を持つこと、その熱を力にして行動を起こすこと。

これって、どれも等しくっていうバランス型の人には難しいことなのかもしれない。興味を持ったことにはとことんのめりこめるというのは、ひとつの素晴らしい才能なのかもしれない。

そんなことに気付かされた友人とのやりとりでした。

 

なかなか気持ちに火が付きにくい。そんな人は、夕焼けなどの火を連想させるものを見たり、キャンドルの火とか、もっといっちゃって焚火しちゃうとか、火そのものを見ると、自分の胸の中にある炎がめらめら~っとするのを感じるかも…。

 

私はテンションあげるのに、よく使ってます。

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