色で旅するヨーロッパ
ちょっとおしゃれな花が手頃な価格で買える花屋さん、
Aoyama Flower Marketが青山で運営しているお花の教室、
Hana-Kichiのフラワーレッスンに行ってきました。
365 Colorful Days!という、
お花と色、両方のレッスンが楽しめるスペシャルレッスン。
月ごとにテーマが変わって、
7月のレッスンのテーマは「Colorful Trip in Europe!」。
ロンドン、パリ、フィレンツェの三都市を、
色をテーマに見てみよう!というもの。
最初にお花のレッスンから。
今回はクルクマやデンファレ、カーネーションといった白いお花メイン、
ローズゼラニウムやミントなどのハーブ類に、
赤い姫リンゴがポイントのまあるいラウンドブーケ。
うまく丸い形を作るのが難しくて、ラウンドにはならなかったけど、
それはそれで可愛いブーケの出来上がり。
ラッピングも可愛くて、
青と赤のペーパーに、トリコロールの紐。
エッフェル塔の模様が押された金色のスタンプ。
英字新聞のペーパーがアクセントの、Paris!な配色。
ああ~、素敵!
ちょっとボケボケですが、
こちらが作ったブーケ。
ブーケを作ったあとは、色のお勉強。
ロンドン→パリ→フィレンツェの順に、
有名な観光名所の写真を見ながら、
それぞれの都市の特徴的な色や配色を学びました。
この三都市のうち、ロンドンだけは行ったことがなかったので、
街中の写真も先生のお話も新鮮!
ユニオンジャックに使われているネイビーや、
ロンドン名物2階建てのバスや電話ボックスのレッド、
老舗デパート・ハロッズの店舗カラー、少しくすんだグリーンなど、
いかにも「トラッド」な落ち着いた上品な色のイメージ。
続くパリはあのユトリロの絵そのもののエクリュな壁の色。
淡いブルーグレーの屋根の色。
街中の建物にアクセントで使われている金色。
ラベンダーにピンク、ピスタチオグリーンなどのやわらかいパステルカラー。
可愛くておしゃれ!
ラスト、フィレンツェはやっぱりあの印象的な屋根のオレンジ色。
ポンテ・ヴェッキオのやわらかい黄色。
ヴェッキオ宮の壁のこっくりした黄土色。
フィレンツェを長年にわたって支配していたメディチ家の紋章の赤。
赤~オレンジ、黄色など、あたたかく力強い色が多いイメージ。
それぞれ国も違いますし、やっぱり街ごとの特徴的な色がありますね。
最後に各都市ごとの色のチップを貼って配色表を作っておしまいです。
この三都市だったら、私はやっぱりパリが好き。
あのグレイッシュな壁と屋根の色に、
金色ややわらかいパステルカラーが可愛いと思うんです。
それは自分が好きな色の組み合わせだからかもしれないですね。
いつも旅行にいくときはなにかテーマを作って旅程を組むんですが、
色を探す旅っていうのも面白そう!
このレッスンに申し込んでから、
「Colorful Trip」というキーワードが気になって、
たまたま本屋さんで見かけて買った本。
「心ゆさぶる色彩の旅へ」というサブタイトルがついていて、
青、紫、ピンクなど、色をテーマに世界の絶景が紹介されています。
美しい写真がいっぱいで、
夜寝る前にぱらぱら眺めているとうっとり旅気分。
ああ、旅行に行きたい…。
(夏休みはどこにも出かけない予定です…。)
こちらも本屋さんでぶらぶらしていたときに見つけた本。
ひとつひとつの色の解説の前に、
イタリアの各都市の写真と特徴的な色の説明があるんですが、
その記事が秀逸。いつか手元に置きたい本。
上の本のフランス版。
こちらのほうが先に作られていて、
イタリア版にはある各都市と色の話がないので、いまいち。
そのページを付け加えて再版をしてほしい…。