うたかた日記

流れていく日々の中で感じるよしなしごとを綴ります。

占いから見えてきたもの

人生という道に迷ったとき、あなたならどうしますか?

ある人たちからはものすごくバカにされそうですが、

私は「占い」っていうのは、ひとつの方法だと思っています。

 

自分のことを客観的に見るのは難しいものですが、

占いというのはカウンセリングにも似て、

星の位置やタロットの絵、漢字の羅列などから浮かびあがる意味を読み取って、

占い師さんからああでもない、こうでもないと言われることについて、

「あっ、そうそう。たしかにそういうところある!」とか、

「言われてみればそういうところもあるのかも…」などと考える。

いやがおうにも自分自身と向き合わざるをえないのです。

 

自分自身を見つめることで、自分の進むべき道が見えてくる…。

占いはそれが自然にできるいいツールだと思うのです。

 

とはいっても、

これまでお金を払っていわゆるプロにきちんと鑑定してもらったのは一度だけ。

西洋占星術とタロットを使う占い師さんでした。

 

先日、いろいろ思うところがあり、

二度め、今度はインド占星術で占ってくださる方に見てもらいました。

 

占星術は自分の生まれたときの太陽をはじめとした惑星が、

どのような位置関係にあるかで見ていくのですが、

西洋占星術とインド占星術ではその角度が25度ずれているとのこと。

 

そのため、西洋占星術では射手座な私は、

インド占星術でいうと蠍座になるそう。

 

そして、この西洋占星術で「射手座」というときには、

自分の生まれたときに太陽が射手座の位置にあることを意味し、

太陽=自我が重視されるのですが、

インド占星術では月=ありのままの自分を中心に見ていく、とのこと。

 

また星の配置から、

その人が今生で解決するべき課題=カルマを読み解いていくそうです。

 

考え方の違いには、

西洋vs東洋ともいえる構造が見えて面白かったのですが、

やはりもとにしている素材が一緒なだけに、

切り口は違えど出てくる結果は同じ。

西洋占星術で見てもらったときと、大きな違いはありませんでした。

 

インド占星術的にいうと、

私は「修行のヨーガ」という星の配置が2つも含まれているらしく、

とにかく「探検」「求道」「なにかを究める」というのが

人生のテーマらしいのです。

つまりポジティブな意味で「究極のオタク人生」なのだと理解しました。

 

私、実は小さいころの夢で、

一番古い記憶にある夢が「大学の先生になる」=研究者になりたい、

だったんです。

それは大好きな本を思う存分読めるから、

という子どもらしい発想が根拠の夢だったのですが…。

 

これからはためらうことなく、

なにか気になることがあったらとことん突き詰めていきたいと思います。

 

突き詰めたテーマに対して、

ひとかどの人になって、

いつか人に教えられるようになりたい、

それが最終的な目標です。

 

具体的に突き詰めたいテーマはいくつか浮かんでいるので、

はじまったばかりの8月から動いていく予定。

少し遠い未来、たとえば3年後の自分がどうなっているのか、

我ながらいまからとても楽しみです。

 

今回占ってもらったことで

私はいっぱいいいヒントを受け取りましたが、

誤解のないように言っておきたいのは、

「占い師の言うとおりにすれば幸せになれる」というように、

頭から占いを信じているわけではありません。

 

以前、占っていただいた西洋占星術の方に開口一番言われたのは、

ホロスコープでだいたいのことはわかる。

でもそれを使いこなすのはあなたなのよ。

まずあなたがどうしたいのか? どうなりたいのか? それありきなの」

ということでした。

 

私も彼女の言うとおりだと思います。

自分ではなにをする気もない、ただなにかを待っている、

だれかが自分を幸せにしてくれると思っている他力本願な人は、

どんなにすごい占い師に占ってもらってもなにも変わらないでしょう。

 

占いはあくまでもよりよく生きるためのヒントを得るものであって、

自分が行動することでしかなにも変わらないのだと思っています。

 

なんてずいぶん偉そうなことを書いていますが、

わたしもこのことが身をもってわかるようになったのはつい最近のことです。

やっぱり、ある日白馬に乗った王子さま的な人が現れて、

ぱーっと人生がバラ色に変わる日が来るんじゃないかしら、とか、

都合のいいことを期待してしまっていました。

いまだってちょっとは考えますよ、そういうこと。

 

でもね、腹をくくって自分の人生を自分で引き受けて、

「自分を幸せにできるのは自分だけ」と思って、

あせらずくさらずこつこつ地道に努力して、前向きに行動すること。

幸せに生きるコツ、人生を成功に導く方法は

昔からよく言われる、地道でつまらないことなんですね、やっぱり。

 

30過ぎてようやく、

「生活感がない」「頭がお花畑だ」

「地に足がついていなくてフェアリーみたい」と言われていた私も、

地上に降り立つことができたみたいです。

 

今まさに、私にとっては人生の本番がはじまった、

幕が開いたのだという気がします。

 

我ながら、なんと遅いスタートだろうとあきれてしまいますが、

またここから新しい気持ちで歩いていきたいと思います。