アート
新宿髙島屋11階の特設会場にて開催中のこちらの展示会に行ってきました! ミニチュア作家・田中達也さんによる身の回りの品とジオラマ用人形による見立て。 夢たっぷりユーモアたっぷりの、小さな小さな世界。乱歩の『押絵と旅する男』のように、「作品の中…
行きたい行きたいと思っていた展覧会。 ようやく観に行くことができました…。 なんといっても、今回の展覧会の目玉。冒頭から会場のほとんどのスペースを使って展示されている「スラブ叙事詩」全20点が圧巻です。いつもは天井が必要以上に高く感じる国立新美…
友人に誘われて、茅場町の空きビルを使ったデジタルアート展示2つを楽しんできました。 まずはこちらから。 「食神さまの不思議なレストラン」和食をテーマに「見て食べる体験型デジタルアート」がコンセプト。 冒頭の四季の部屋はすっごく綺麗でした。ほか…
明治時代、外貨を稼ぐ手段として奨励され、さまざまなジャンルで超絶技巧を駆使した珠玉の名品を生み出した日本の手工芸。そのうち、有線七宝で頂点を極めた並河靖之、はじめての回顧展です。 金属線の色、肥瘦の使い分け、釉薬の透明感あふれる輝くような色…
駅でポスターを見かけて「面白そう♪」と思ったこちらの展覧会を観てきました。 江戸市中で繰り広げられる「あちゃー」な瞬間を切り取った浮世絵の数々。人間だけでなく、狐、狸、犬、猫、河童や雷様なども登場。まるでドリフのコントのようなドタバタで、笑…
さまざまな時代の画家が画題として取り組んだ『源氏物語』。岩佐又兵衛が手がけた源氏絵を、土佐派によるやまと絵、俵屋宗達や菱川師宣などの源氏絵もあわせて展示することで、又兵衛の源氏絵ならではの工夫、独自性を明らかにしようという展覧会。 今、気に…
国立劇場開場50周年を記念した特別展。「雅楽」「能楽」「歌舞伎」「文楽」「演芸」「琉球芸能・民俗芸能」の6つのジャンルに分けて、楽器や衣装、浮世絵など、伝統芸能にまつわる美術品が展示されています。 三井家が金剛流の宗家から譲り受けたという室町…
2017年の美術館はじめはこちらから。 ドイツ・ルネサンスを代表する画家、ルカス・クラーナハ(父)。 彼の創作活動の全貌を明らかにするとともに、彼の作品にインスピレーションを受けて制作された後代の作品も紹介した展覧会です。 大きな工房を経営し、弟子…
東京美学校時代にはじまり、日本国籍を放棄、フランス国籍を取得して宗教画や教会建設に打ち込んだ晩年まで、藤田の画業を年代順に振り返る回顧展。 「乳白色の下地」と表現される美しい白い面に、面相筆で引かれた細くて美しい黒い線。藤田を一躍パリの寵児…
出光美術館開館50周年の記念展。 まだまだ続いています。 大仙厓展は笑いとユーモアあふれる、ゆるかわな絵で知られる禅僧・仙厓の絵が大集合。出光美術館、初代館長・出光佐三さんの初めてのコレクションは、メインビジュアルに使われている「指月布袋図」(…
平安時代に作られた貴重な仏さまたちに会いに上野へ。 普段は厨子の中に大切におさめられている秘仏、5メートルを超える十一面観音さまを中心に、これまた大きな薬師如来など、お寺に伝わる平安時代の仏さまがぐるりと取り囲むようにひと部屋にぎゅっと集め…
江戸琳派の創始者、酒井抱一の高弟・鈴木其一の初めての大規模な回顧展です。 これまでメインで取り上げられることのなかった其一の作品が、掛け軸、巻物、屏風に扇、羽子板や凧などの雑貨まで、日本中はもちろん海外からも大集合。 求められるままにさまざ…
"都民の日"、入場無料だったこちらの展示へ足を運びました。 「杉本博司 ロスト・ヒューマン」。東京都美術館のリニューアルオープン、そして総合開館20周年記念の企画展です。 「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」ではじまる、人類滅亡の33…
鉱物Bar vol.9 Alchemy〜錬金術〜結晶が化学反応をおこす夜produced by 鉱物アソビ 西荻窪のギャラリーみずのそらで、毎年夏に開催される鉱物Bar。鉱物アソビ・フジイキョウコさんによる、ひんやりと美しい鉱物の世界をひっそりと愛でるイベント。 最終日に…
週末、はじめて横須賀の街へ行ってみました。 めざすは横須賀美術館で開催中の企画展。自然と美術の標本展「モノ」を「みる」からはじまる冒険 自然や標本をテーマに創作活動をしている現代のアーティストの作品と、横須賀市自然・人文博物館所蔵の岩石や昆…
東京国立博物館で開催中の「古代ギリシャ展」へ足を運びました。 初期石器時代にはじまり、ミノス文明、ミュケナイ文明、幾何学様式〜アルカイック時代、クラシック時代、マケドニア王国、ヘレニズムとローマまで、一気に7000年もの時間を、ギリシャ全土から…
前回の若冲展の異常なまでの熱狂も過ぎ、普段の落ち着きを取り戻した東京都美術館で開催中のこちらを観てきました。 ポンピドゥー・センター傑作展 「Masterpieces from the Center Pompidou:Timeline 1906-1977」という英語タイトルのとおり、フランス・パ…
『細雪』や『痴人の愛』など、谷崎文学に出てくる女性たちの着物の着こなしが再現されている展示会です。 古い日本の小説を読んでいると、しばしば着物の描写が出てきますよね? ただ、普段着として洋服を着るのが当たり前になってしまっている現在、着物の…
東京ステーションギャラリーで来週末まで開催されている、こちらの展覧会に足を運びました。 「川端康成コレクション 伝統とモダニズム」 ノーベル文学賞を受賞した日本を代表する小説家、川端康成の蒐集した美術品のコレクションから、彼の創作の源となった…
紀尾井町の特設会場で開催中の、1864年から現在に至るまでのルイ・ヴィトンの軌跡を辿る回顧展です。会場前で、こんな素敵な自動車が来場者を迎えてくれます。まず最初に展示されているのは、ルイ・ヴィトンを象徴するアイテムであるトランク「マレ」。この…
とっても楽しみにしてた若冲展。 開催2日目の土曜日に、さっそく足を運びました。 9時半開館で15分ほど前には美術館に着いていたのですが、開場待ちでかなりの列が。 開場してからはそれほど待つこともなく、スムーズに会場に入ることができましたが、初めて…
上野の山がピンクに染まる、桜の季節。この時期にあわせて、トーハク(東京国立博物館)で開催中の「博物館でお花見を」に行ってきました。企画展ではなく、常設展のあちこちに「桜」や「花見」を題材にした作品が展示されていて、スタンプラリーができる、と…
イタリア・初期ルネサンスを代表する画家、サンドロ・ボッティチェリ(1444/45〜1510年)の、日本では初めての本格的回顧展。日伊国交樹立150周年を記念した展覧会だそうです。ボッティチェリといえば、なんといっても「春(プリマヴェーラ)」と「ヴィーナスの…
超絶技巧を駆使した陶芸で知られる宮川香山の没後100年を記念した展覧会。 展示品のほぼ全てが、田邊哲人さんという、香山の研究家のコレクション。 香山が生み出した、陶器の表面をリアルな浮彫や造形物で飾る「高浮彫(たかうきぼり)」他、超絶技巧を駆使し…
ジョン・レノンとオノ・ヨーコ、エリザベス女王など、肖像写真で知られる女性写真家アニー・リーボヴィッツ。彼女が15年前から取り組んでいる「WOMAN」プロジェクトは、今、UBSの後援を得て新しい作品を拡充中。その成果とこれまでの歩みを振り返る、世界巡…
行ってきました。日比谷図書文化会館で開催中の祖父江慎+コズフィッシュ展「ブックデザイ」。吉田戦車や玖保キリコ、さくらももこなど。懐かしい本がたくさん。そして「あの本もこの本も、みんな祖父江さんが手がけたものだった!」という驚き。たんなるブ…
箱根旅行の2日め。宿で素晴らしい朝ごはんを食べ、エネルギーを補給したあと、チェックアウトしてバスに乗り、箱根神社へ向かいます。箱根神社は歴代の武将たちが戦勝祈願のために詣でたといわれる由緒ある神社。久しぶりに訪れましたが後ろに山を背負ってい…
2月初旬に、久しぶりに箱根へ泊りがけで行ってきました。単独行動の多い私ですが、年頃の近い女友達と一緒の旅です。目的はこちらの展覧会を見ること!岡田美術館で開催中の「箱根で琳派 大公開 第二部:江戸・大阪編ー抱一・其一・芳中などー」です。それぞ…
終了してから大分日が経ってしまいましたが、三菱一号館美術館で「プラド美術館展ースペイン宮廷 美への情熱」を観てきました。ポスターの絵は、ムリーリョの「ロザリオの聖母」(1650〜1655年)スペイン王家のコレクションがもとになっているプラド美術館。コ…
会社帰りに美術館へ行ってきました。金土と夜9時まで空いているのが嬉しい、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「英国の夢 ラファエル前派展」です。リバプール市内および近郊の3美術館の総称、リバプール国立美術館所蔵のラファエル前派とその継承者たち…